部屋の本棚の整理をしていて、懐かしい本を発掘しました。
西加奈子さんの「さくら」です。
美男美女の兄と妹に挟まれた「僕」。
僕の目線で語られていく、家族の崩壊と再生の話です。
西加奈子さんの出世作と言われていますね。
前半部のキラキラした日常描写から一転、幸せだった家族から光が失われます。
後半からラストに至る、家族の会話は涙なしには読めませんでした。
初めて読んだのは高校生の時でしたが、当時の記憶がわっと蘇ってきました。
今読んでも、やはり良いお話ですね。
犬のさくらがとても可愛いです。
勿論、捨てずに本棚にしまったことは言うまでもありません。